トヨタの「ライズ」は、2019年11月に発売されたコンパクトSUVです。2021年11月にはハイブリッド車も追加され、今も販売台数の多い人気車種ですが、「値崩れしているのでは」「買って後悔しないか」と気になる人もいるようです。
この記事では、ライズの中古車の買取相場から見たリセールの実態と、値崩れしにくい色・グレードの選び方を整理します。2026年11月に予定されていると報じられている一部改良の情報もあわせて紹介します。

【結論】ライズは値崩れしにくく、リセールは良好
- ライズは2026年上半期のSUV販売台数で1位(61,946台)と、新車人気が非常に高い
- 人気の高さが中古車需要にもつながり、年式が古くなっても買取価格が大きく下がりにくい
- 値崩れしにくいのは、ホワイトパールやブラックの車体色と、上級グレードの「Z」
- 注意したいのは、個性的な色や走行距離が多い車、事故歴のある車
ライズは本当に値崩れしているのか
結論から言うと、ライズは「値崩れしやすい車」ではありません。その一番の理由は、新車の人気が今も続いていることです。
| 順位 | 車種 | 2026年上半期のSUV登録台数 |
|---|---|---|
| 1位 | トヨタ ライズ | 61,946台 |
| 2位 | ホンダ ヴェゼル | 37,133台 |
| 3位 | スズキ ジムニー | 32,316台 |
2位のヴェゼルに2万台以上の差をつけての1位です。新車で売れている車は、数年後に中古車として出回ったときにも買いたい人が多く、買取価格が安定しやすくなります。
中古車の買取相場の目安
買取相場サイトのデータ(2026年10月時点)では、ガソリン車の「Z」の平均買取価格は次のようになっています。
| 年式 | 平均買取価格の目安 |
|---|---|
| 2025年式(1年落ち) | 188.4万〜235.5万円 |
| 2021年式(5年落ち) | 168.2万〜209.6万円 |
現在の新車価格(Zのガソリン2WDで215万2,000円)と比べても、5年落ちで高い水準を保っていることがわかります。ただし、買取価格は走行距離や車の状態、時期によって大きく変わるので、あくまで目安として考えてください。
「値崩れ」と言われる理由
一方で、「値崩れ」という言葉で検索されるのには理由があります。発売直後は新車の納期が長く、中古車が新車に近い価格で売られていた時期がありました。その後、新車の供給が落ち着くと中古車の価格も下がったため、「値崩れした」と感じた人が多かったと考えられます。実際には、異常に高かった時期から通常の水準に戻ったと見るのが妥当です。
値崩れしにくい色

ライズの発売から1か月時点の販売データでは、ホワイトパールが30%、ブラックマイカが20%、ブライトシルバーが10%という比率でした。カタログで目立つターコイズブルーではなく、白と黒が売れ筋です。
- シャイニングホワイトパール:もっとも人気が高く、査定でもプラスになりやすい(有料色)
- ブラックマイカメタリック:白と並ぶ定番色で、リセールが安定
- ブラックマイカメタリック×シャイニングホワイトパールの2トーン:若い世代を中心に人気
ターコイズブルーやベージュなどの個性的な色は、好きな人には魅力的ですが、売るときに買い手が限られやすい面があります。リセールを重視するなら白か黒、デザインを優先するなら好きな色、と割り切って選ぶのがおすすめです。
値崩れしにくいグレード
ライズのグレードは、ガソリン車が「X」「G」「Z」、ハイブリッド車が「G」「Z」です(2026年9月時点)。中古車市場では、装備が充実した「Z」がもっとも値崩れしにくい傾向があります。LEDヘッドランプや17インチアルミホイールなど、見た目と装備の両方で人気があるためです。
| パワートレイン | 価格(税込・2026年9月時点) |
|---|---|
| ガソリン車 | 180万700円〜241万3,400円 |
| ハイブリッド車 | 226万3,800円〜244万2,000円 |

ガソリン車とハイブリッド車はどちらがお得?
ハイブリッド車はWLTCモード燃費が28.0km/Lと燃費に優れています。ただし新車価格が高く、4WDの設定がありません。雪の多い地域で4WDが必要な人や、年間の走行距離が少ない人は、ガソリン車のほうが総額で得になることもあります。
値崩れを防ぐための乗り方・売り方
- 走行距離:年1万km程度が目安。大きく超えると査定が下がりやすい
- 車検前に売る:3年目・5年目の車検の前は、買取価格が下がる前に売るタイミングとして有効
- 内外装をきれいに保つ:小さな傷やにおいも査定に響く
- 複数の買取店で査定を受ける:同じ車でも店によって数十万円差が出ることがある
2026年11月に一部改良が予定されている

ライズは2026年春ごろから新規の受注が止まっており、2026年11月に一部改良が行われると複数の自動車メディアが報じています(11月2日時点でトヨタの正式発表はありません)。報道されている主な内容は次のとおりです。
- 予防安全機能「スマートアシスト」のカメラを新しくし、自転車や右左折時の歩行者・対向車も検知できるようにする
- GとZのエアコン吹き出し口まわりの加飾を変更し、内装の質感を高める
- 価格は5万円前後の値上げが見込まれている
改良後のモデルが出ると、改良前のモデルの中古車相場が下がる可能性があります。これから買う人は、改良後の安全装備の内容と価格を確認してから判断するのがおすすめです。
ライズを買って後悔する人・しない人
後悔しやすい人
- 後席や荷室の広さを重視し、大人4人で長距離を走ることが多い人
- ハイブリッドで4WDが欲しい人
- 高速道路での静かさや力強さを重視する人
後悔しにくい人
- 街乗り中心で、5ナンバーサイズの扱いやすいSUVが欲しい人
- 数年後の買い替えを考え、リセールの良い車を選びたい人
- 手頃な価格でSUVらしい見た目を楽しみたい人
後席の使い勝手や車中泊についてはトヨタ ライズでの車中泊は疲れる?後部座席は倒せる?も参考にしてください。
ライズのリセールに関するよくある質問
ライズはリセールが良い車ですか?
はい。新車販売の人気が高く中古車の需要も多いため、リセールは良好な部類です。とくにZグレードと白・黒の車体色は値崩れしにくい傾向があります。
ライズの人気色は何色ですか?
発売直後の販売データでは、ホワイトパールが30%、ブラックマイカが20%と、白と黒が人気の中心でした。
ライズは今買うべきですか?
2026年11月に一部改良が予定されていると報じられているため、新車を検討している人は改良後の内容を確認してから決めるのがおすすめです。
【まとめ】ライズは値崩れしにくく、白・黒のZがリセールの本命
ライズは2026年上半期にSUVでもっとも売れた車で、その人気が中古車市場でも価格を支えています。「値崩れ」と言われるのは、発売当初の異常に高い相場から通常の水準に戻ったためで、リセールは今も良好です。
売るときのことも考えるなら、Zグレードを白か黒で選び、走行距離と内外装の状態に気を配るのがおすすめです。
参考:トヨタ自動車 ニュースルーム(ライズ)、日本自動車販売協会連合会の調べをもとにした報道(登録台数)、中古車買取相場サイトの公開データ(2026年10月時点)、各自動車メディアの報道(2026年の一部改良)。
